ファミコン・カセットの端子清掃、セーブ用ボタン電池交換のために必要な分解、いわゆる“殻割り”。ファミコン・カセットはネジ止めではなく“はめ込み式”になっています。マイナスドライバーを使ってはめ込みのツメをこじ開ける方法は数多く紹介されていますが、力加減を誤り、ツメを折ってしまうケースが多くあります。これが怖くて殻割りを躊躇している人も少なくないのではないでしょうか。筆者も安い中古カセットで何度か練習しましたが、3本に1本程度の頻度でツメが折れました。
そんな方におすすめなのが、クランプを使った殻割り方法です。海外のサイトで見かけて試したところ、これまで一度もツメを折らずに10本以上の殻割りに成功しています。海外のファミコン(というよりNES)はカセットの形状が違うのですが、なぜ海外の方が日本式の殻割りをする必要があったのかは謎です…。
それはさておき、クランプを利用すれば無理にこじ開ける必要がなく、ツメが折れるリスクを大幅に減らせます。この記事では、従来のドライバー式に代わる“もうひとつの安全な殻割り”として、クランプを使った手順を紹介します。
筆者の犠牲者
こちらはドライバー式殻割りの練習台にされた「4人打ち麻雀」です。ツメは折れましたが、捨てるに忍びないので、セロテープで止めて使っています。他にもゴルフやベースボールなど、単価の安いカセットで試しましたが、何度も失敗しました。



クランプを使った殻割り

筆者はゲームボーイアドバンス版とPSP版のファイナルファンタジー1・2を持っているのですが「やはりレトロゲームはオリジナルに限る」ということで安く入手しました。動作確認済みではありましたが、状態は見てのとおりです。

端子の状態が悪く、開けずに端子清掃できなくはないですが、出来れば基板を取り出して徹底的に清掃したいところです。
また、カセットの状態から、内部にホコリが溜まっていることが予想され、殻割りすることにしました。

で、使うのがこのクランプ。Amazonで1,000円前後です。長さに種類があって、長めの方を買った記憶があります。
本来は挟む部分にプラスチックカバーが付いているのですが、何度か殻割りすると表面がツルツルになってカセットが滑って飛んでいくようになりました。外したほうが適度な摩擦があって作業がしやすいため、今は外したままにしています。主観ですが、外してもカセットに摩擦による擦り傷は付いていません。
カセット清掃に必要なモノ






さて、次ページから具体的に殻割り説明を始めます。
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