DaVinci Resolve Speed Editorを買いました──目当てはキーボードではなく「おまけ」のStudioライセンスです

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動画編集ソフト「DaVinci Resolve」の専用キーボード、DaVinci Resolve Speed Editor を買いました。

DaVinci Resolve Speed Editorの化粧箱。右下の赤いシールに注目です。この記事は、ほぼこのシールの話です
DaVinci Resolve Speed Editorの化粧箱。右下の赤いシールに注目です。この記事は、ほぼこのシールの話です

先に白状しておくと、私は動画編集を本業にしているわけではありません。それなのに専用キーボードを買った理由は、箱の右下に貼ってある赤いシールにあります。「Includes DaVinci Resolve Studio」。そう、本当の目当てはキーボードではなく、同梱されている有償版ライセンスの方です(笑

DaVinci Resolve Speed Editorとは

Blackmagic Designが出している、DaVinci Resolve専用の編集キーボードです。普通のキーボードとは似て非なるもので、文字キーはひとつもありません。

本体。右側の大きな黒い円盤がサーチダイヤルです。文字キーが1つもないキーボードというのは、なかなか新鮮な眺めです
本体。右側の大きな黒い円盤がサーチダイヤルです。文字キーが1つもないキーボードというのは、なかなか新鮮な眺めです
  • 右側の大きなサーチダイヤル: ゴム巻きの金属製で、回すとタイムライン上を滑らかに移動できます。ジョグ/シャトル/スクロールの3モードを切り替えて、クリップのトリミングもこのダイヤルでやります
  • 編集専用キー: IN/OUT、カット、ディゾルブ、スマート挿入、上に配置、リップル削除など、DaVinci Resolveの「カット」ページの操作がそのままキーになっています
  • マルチカム用のCAM 1〜9キー: 複数カメラの素材を、再生しながら番号キーを叩くだけでスイッチングできます
  • USB-CとBluetoothの両対応: バッテリー内蔵で、ノートPCと一緒に持ち出せるサイズです

「マウスでタイムラインを触るより、手元の物理ダイヤルとキーで編集した方が速い」というのが製品の主張です。それは実際そのとおりなのでしょうが、私の購入動機はそこではありませんでした。

購入の動機: Studioライセンスがほしかった

DaVinci Resolveには無償版と有償の Studio版 があります。無償版でも一般的な編集は一通りできてしまうので、趣味で触る分には無償版で困りません。

ところが、私がやりたかったのは「Claudeに動画編集をやらせる」ことです。DaVinci Resolveにはスクリプティング用のAPIがあり、外部のプログラムからプロジェクトやタイムラインを操作できます。最近はこのAPIをMCP(Model Context Protocol)経由でClaudeから叩く仕組みも出てきました。

そして、この外部からのスクリプト実行はStudio版限定です。無償版ではResolveの中のコンソールからスクリプトを動かすことはできても、外のプロセス(=Claude)から接続することはできません。つまりClaudeと連携させるには、どうしてもStudioのライセンスが必要でした。

同梱されていたDaVinci Resolve 20 Studioのアクティベーションカード。このカード1枚が、この買い物の本体です
同梱されていたDaVinci Resolve 20 Studioのアクティベーションカード。このカード1枚が、この買い物の本体です

Studioのライセンス単体は、ヨドバシドットコムで52,000円弱でした。ここで気づいたのが、Speed EditorにはStudioのライセンスが同梱されているという事実です。Speed Editorはオープンプライスで、ヨドバシの実売は本日時点で59,470円(税込、3%ポイント還元)。私が買ったときはもう少し安く、58,000円ほどでした。数千円の差でキーボードまで付いてくるなら、そちらを買わない理由がありません。ということで、ライセンス目当てでキーボードを買う、という少しねじれた買い物になりました。

参考までに、本日時点の価格を並べておきます。

製品ヨドバシ実売(税込)Blackmagic Design公式(税込)
DaVinci Resolve Speed Editor(Studioライセンス同梱)59,470円68,980円
DaVinci Resolve Studio 単体51,980円51,980円

公式価格だと差額は17,000円ですが、量販店の実売だと7,500円ほどまで縮まります。購入前に両方を見比べて、差が小さいならライセンス+キーボードの方がお得です。

ちなみにStudioのライセンスは、1つのキーで2台まで同時にアクティベーションできます。3台目をアクティベーションすると、古いものから順に無効化される仕組みです。私のように170万円の自宅AI環境の2台(GALLERIAとEVO-X2)で使う分には、1ライセンスで足ります。

使ってみた第一印象

  • サーチダイヤルの手触りが良い: 重さのある金属ダイヤルで、回した分だけ気持ちよくタイムラインが動きます。これだけで所有欲は満たされます(笑
  • キーの配置を覚えるまでは、正直マウスの方が速い: 専用キーが並んでいるので、最初は目で探すことになります
  • Bluetoothのペアリングは一瞬: USB-Cでつないでおけば充電も兼ねられます
  • 本領を発揮するのは「カット」ページ: 粗編集とマルチカムのスイッチング向けで、じっくりカラーグレーディングをする用途のデバイスではありません

今のところキーボードとしての稼働率は高くないのですが、それはもともと想定内です。

まとめ

  • DaVinci Resolve Speed Editorは、サーチダイヤルと編集専用キーだけで構成された、DaVinci Resolve専用の編集キーボード
  • Studio版のライセンスが同梱されていて、Studio単体との価格差は小さい(ライセンスは2台まで同時アクティベーション可)
  • 私の目的はClaudeとの連携で、そのために必要な「外部スクリプト実行」がStudio版限定だったのが購入の決め手

次回予告

Studioのライセンスが手に入ったので、次はいよいよ本題です。MCP/APIを使って、ClaudeからDaVinci Resolveを操作してみます。ローカルの動画生成AI(MiniMax H3)で作ったカットをClaudeに渡して、タイトル、トランジション、BGM、ラウドネス調整までResolve側で自動化できるのか。「生成AI単体ではできない、やりにくいこと」を、Claudeと編集ソフトの連携でどこまで埋められるかを検証します。

結果は別記事にまとめます。続報をお楽しみに。

→ 公開しました: ClaudeにDaVinci Resolveで動画を編集させてみた──MiniMax H3の8カットが、タイトルとBGM付きの1分の短編になるまで

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